第15回雁坂峠越え秩父往還143km走

2012雁坂15th総括

  • Start-CP1 10時39分着

2012年9月16日朝6時、いつものように記念写真を撮ってスタート。晴天で暑い。抑え気味を意識するのかなりきつさは感じる。ダムまでが長い。胃に気をつけて塩タブレットを水と共に摂る。

  • CP1-CP2 13時34分着

登山道にとりつくまでの林道が果てしなく遠く感じる。それほどにほど暑い。走る力が残っていない。登山道でオーバーヒート状態なのがよくわかる。沢の冷水が待ち遠しい。数回目の渡渉時に沢で頭を冷やしていなければ昨年よりも雁坂小屋着は遅れていただろう。そうなったら諦めていたかもしれない。つづら折りの登り道へ出て、涼しくなる。ようやく先が見えた。なんとか雁坂峠を越える。

  • CP2-CP3 15時26分着

つばっきーさんと女将さんの元気な声で送り出される。つばっきーシュミレーションでは深夜0時に正丸峠を越えれば、フルマラソン6時間以内ペースでゴールできるという。正丸峠をどんな状態で超えるかが山場。下りではいつものように体力が回復。雨がぱらつく。靴を幅がフィットしているアディダスに変えたためつま先へのダメージはそれほど感じない。下り途中でゼオン鉄人会の角栄さんと挨拶し先に通過。山を降りたら川俣エイド。

  • CP3-CP4 17時36分着

エイドではカレーを小盛りで食する。そこから秩父往還道の旧道へ。いつもの通り下りが続くのでノンストップでゆっくり走る。少々オーバーヒート気味でスピードが落ちる。秩父湖の周辺は工事されており、いつもアイスを買う一つ目の商店が閉店している。パピコを補給できずがっくり。道の駅を過ぎてからがかなり長く感じる。ドライフルーツはもう受け付けない。

  • CP4-CP5 20時26分着

エイドに到達しヘッドランプを装着。いつもと似たタイミング。あまり食べれず果物をメインに食す。胃腸薬の粉がよく効く感じ。オーバーヒート気味が継続していたところ、もう一つの常連商店でアイスタイム。ガリガリ君梨味とパピコを買う。持参した手ぬぐいにパピコを入れて後頭部とおでこを冷やす必殺技。オーバーヒート状態が緩和し大きく回復。溶けてきたら食べるというサイクルが最高に楽しみ。秩父市内でもう一度購入。勢いを持って秩父の熊野商店跡地のエイドへ到着。

  • CP5-CP6 22時56分着

エイドを出てすぐのコンビニでパピコと氷を購入。途中の駅に水道がありそこで頭を冷やし回復。久保の交差点から正丸峠への登りへ。氷に水をいれて冷水にしたカップとLEDハンドランプをそれぞれに持って、前を走って登るランナーをパワーウォーキングで追う。あっさりとエイドへ到着。

  • CP6-CP7 0時40分着

正丸エイド恒例のつばっきーさんはガイコツ姿。カップラーメンしょうゆ味を頼んだがつゆは飲めず。出る前に飲んだブレンディーは美味しかった。深夜0時前にはスタートでき順調。峠を下って国道299をひた走る。

  • CP7-CP8 2時57分着

エイドで食べたヨーグルトが美味しすぎて2杯食べたのは失敗。ついでにコーヒーも飲んでしまい、出発してすぐ吐き気を催す。スピードはかなり落ち、一回うずくまって吐く。症候状態が続きながら、去年諦め3人組でたどり着いた小江戸大江戸ランニングワールド私設エイドに到着。コーラを少しもらって来年も走ると言い残し出発。小走りながらだんだん見覚えのあるエリアへ。今回は完走できそうだ。雨が降り出す。

  • CP8-Goal 5時41分着

エイドでついに憧れのイクラ丼を完食。雨が土砂降りになるなか出発。雨の中気分が高揚する。日高のあたりで止む。後は時間との勝負。ゆっくりフルマラソンペースで余裕があるはずだが、足が止まると危ない。地図が雨で溶けて見れないため、ひた走るのみ。高速の下を通過し、ミニーちゃんと話す。そこから入間川までがすごく長く感じる。だが川を渡ればもうすぐだ。まだ30分以上残っている。今成交差点を超えていつもの高架橋にたどり着く。今年からは危険のない下道。歩道ができていた。先行者に追いつき、去年もちょっと声をかけさせてもらった話したゼオン柳田さん、行の高速バスで一緒だった佐藤さんと話しながら、なんとか完走できそうだと安堵。川越の街へ。最後くらいは格好つけようと三人で走り、最後は手をつないでみんなでゴール。2年ぶりの時間内完走。23時間41分。硬い握手をしあい達成感を味わうことができた。


説明会に女装で登場したマロンさんが現れ今年も声をかけてくれ感謝。スタッフのみなさんに挨拶し、しばらくしたら去年一緒にリタイヤした寺さんがゴール。風呂場で同じくモトチカさんとも話し、ベスト更新とのこと。去年のドナドナ3人組が揃って完走でき嬉しかった。帰りに5位の藤井さんとちょっとお話をしながら商店街を歩き、自分は日高屋でいつもの一人打ち上げ。ビール2杯も飲んでしまった。

  • 所感

今年も雁坂が終わった。仕事が忙しくて十分なトレーニングができず苦しかった。何度も諦めそうな局面があったが、山登り中盤から涼しくなったこと、胃腸に気を使い薬を備えてきたこと、パピコ手ぬぐいと氷が機能したことが大きかった。また、同じ方向を目指す雁坂ランナーは皆同じ苦しみ喜びを分かつ仲間だという一体感がより一層深まった。これまでもらってばかりの自分なので、来年はもう少し自信を持ってみなを元気付けながら完走したい。また、3月には小江戸大江戸200kにチャレンジしてみたい。終わってすぐにアイルランドでセールスミーティング、帰ってきてISO内部監査に国内出張と多忙だが、何とか乗り切れる気がする。(アイルランド帰りのフライト中に作成@2012/09/24)